「有給休暇」の取得率が高い会社トップ300(上位1位~20位掲載)~東洋経済オンライン~

「有給休暇」の取得率が高い会社トップ300(上位1位~20位掲載)

有給休暇の取得義務化をめぐる背景

有給休暇取得率は世界的にみても先進諸外国が70%~100%近い取得率となっているのに比べて、日本は50%前後と低く推移しています。

こうした背景から2018年に「働き方改革」を巡る議論が繰り広げられた結果、働き方改革関連法が成立し、2019年4月からすべての会社で、年間の有給休暇消化日数が5日未満の従業員については、企業は従業員の意向を聞いたうえで会社が有給休暇を取得するべき日を指定することが義務付けられました。(従業員側からみると最低でも年5日は有給休暇を取得することが可能になります。)

政府は今回の働き方改革関連法案によって、従業員の有給休暇取得率を2020年に70%にまで持ち上げることを目標に掲げています。

こうした中、ビジネス雑誌の東洋経済オンラインから、「有給休暇」の取得率が高い会社が発表されました。

ランキング上位の企業は従業員の有給休暇取得率が「90%以上」と非常に高くなっており、これらの企業の傾向や特徴的な取り組みなどが紹介されています。

「有給休暇取得率」はホワイト企業かどうかを見極める重要指標の一つ

「有給休暇の取得率(有休消化率)」の高さが注目されるのは、もちろん「働き方改革」という政府方針に沿った優良企業であるという面もありますが、いわゆる「ホワイト企業」であるかどうかを見極める重要な指標の一つでもあるということは言うまでもありません。

「ホワイト企業」の定義(当サイト作成)

  • 「平均残業時間」が少ない
  • 「新卒社員や女性社員の離職率」が低い
  • 「有給休暇取得率(有休消化率)」「待遇面の満足度」「法令順守意識」「男性社員の育休取得率」「障碍者法定雇用率」などが高い
  • 「福利厚生」「研修・教育制度」が充実している
  • 「勤務地」「勤務時間」などで多様かつ柔軟な制度を導入している(副業OK)

もちろん、単に「有給が取りやすい」ということだけで真の「ホワイト企業」と断言することは早計ですが、少なくとも「生産性の向上」を目指しながら社員の「ワークライフバランス充実」や「健康維持」などを積極的に取り組んでいる企業であることは間違いないといえるでしょう。

今回のランキングでもわかるように目指している業界・職種・企業などの口コミ情報は就活や転職を進めていく上で非常に大切な情報源となります。

特に「ホワイト企業」への就職・転職を目指す方には必須ともいえますので、リアルな口コミ情報を少しでも確保するようアンテナを張り巡らせながらご自身の就職活動や転職活動へ上手に活用するようにしてみてください。

「有給休暇」の取得率が高い会社トップ300(上位1位~20位)


案内人

1位のホンダは有給休暇の繰越消滅をなくす「有給休暇カットゼロ運動」に取り組んでいます。これは1970年代から始まり、1988年には全社で有給休暇カットゼロを達成したとのことです。長年の取り組みにより培われた有給休暇を取得しやすい企業風土が、8年連続のランキングトップという結果に表れています。

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2位のショーワも有給休暇取得率が2015年度99.2%、2016年度100.3%、2017年度99.0%と繰り越し分の有給休暇も含め、ほぼ毎年完全消化状態となっています。

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3位は前年同様にホンダ系部品メーカーで電子燃料噴射関連や気化器、空調等を製造するケーヒンとなりました。同社も年次有給休暇のカットゼロ運動を展開しており、未消化の有給休暇の時効撤廃や2014年から半日単位の有給休暇取得制度などを導入しています。

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4位はホンダ系の四輪シート部品メーカー、テイ・エス テックです。同社は2016年に半日単位の有給休暇取得制度を拡大し、2017年度には半日休暇取得率64.2%を達成しました。また、2018年にはコアタイムなしのフレックスタイム勤務制度や勤務間インターバル制度を導入するなど先進的な取り組みも行っています。

(その他主なベスト20入り企業)

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7位のNTT(日本電信電話)では、失効となる年次有給休暇の積み立てに加えて、勤続5年ごとに5日有給休暇が付与される「ライフプラン休暇」や、管理者に対して月1回以上金曜日に半日以上の休暇取得を推奨する「Value up フライデー」などの取り組みを行っています。

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11位の東亞合成では2015年から年次有給休暇の取得率100%達成を目標に掲げ、あらかじめ取得日を設定する計画的付与制度を活用するなどの取り組みを行っています。勤怠管理システムの整備など全社的な取り組みにより直近の平均取得率は95.9%に達しました。

 

(東洋経済オンライン掲載の記事を基に作成)

最後に

いかがでしたでしょうか?

当サイトでは「様々なホワイト系の企業ランキング記事内において複数のランキングで高い評価を受けている企業は、より理想のホワイト企業である可能性が高い」と考えて各ランキング記事を横断的に比較して複数該当する企業を一覧表にまとめた記事をアップしています。

ホワイト企業ランキング常連企業~超まとめ~

良ければ併せてご覧ください。

ホワイト企業の見つけ方・見分け方【ヒント:2種類のサイトを活用】

・ホワイト企業を探すためには、大きく分けて次の2種類の方法が効果的と言われています。

①社員が発信している「リアルな生の声(企業情報)」をチェックする

口コミ」サイトを利用して実際に企業で働いている人の「生の声」やいわゆる「口コミ(クチコミ)」情報などを集めることで、希望している企業は「ホワイト(ブラック)企業なのか?」などを分析することができます。

また現在働いている方は「今の職場と比べて希望している会社の職場環境はホワイト系なのか?ブラック系なのか?」などを比較・検討することもできます。

②「エージェント」サイトを活用する

「エージェント」サイトには企業の採用・人事担当者と連絡を密にして積極的に情報を得ている「専任のキャリアアドバイザー」が在籍していますので、「自分が目指している企業・業界はホワイト系なのか?」「自分が勤務している会社はブラック企業なのか?」などを相談することができます。

またキャリアアドバイザーと対話を進めていく中で、更に詳しく知りたいことがあってもその場ですぐに解決できる他、自分自身の強みや特性などを改めて再発見できることが多々あります。

このようなアドバイスを受けたうえで「その人の強みや特性にマッチした企業が厳選して紹介」されますので就職活動や転職活動においてスピーディーかつ客観的な意思決定・行動が可能になります。