最近の各種報道の中からホワイト企業・ブラック企業関連のNEWSをピックアップしています。

≪記事要旨≫

●転職活動中にブラック企業を見抜く方法が紹介されています。転職希望者はもちろんのこと就活生にも参考になる内容となっていますので転職・就職活動の参考にしてみてください。

●ブラック企業によく見られる特徴
・人の出入りが激しく、長く勤める社員が少ない
・残業が多い、過度なノルマを課す
・パワハラやモラハラが多く、社員が病んでしまう
・ハードな仕事に比較し薄給
・異常なポジティブシンキング
・オーナー経営者の権限が強い
・体育会系で社長・上司の意見が絶対
●転職向け求人情報からわかるブラック企業の見分け方…ブラック企業の求人には、『20代で年収1000万円』、『夢』、『成功』といった、ポジティブな言葉がよく並ぶ。実際の仕事内容にあまりふれず、高収入や成果主義ばかりを強調する企業は、ブラック企業である可能性は高い。
●内定後にわかるブラック企業の見分け方…ブラック企業は、面接後すぐ内定を出す傾向がある。また、できるだけ早く入社するように急かす傾向もある。

など

誰もがより良い職場環境を求めて転職活動を行います。しかし、しっかりと企業研究を行わないといわゆる“ブラック企業”に入ってしまうリスクも…。ここでは、転職活動中にブラック企業を見抜く方法を解説していきます。

ブラック企業にありがちな共通の特徴は?
ブラック企業とは、一昔前は反社会的組織とつながりのある企業や、詐欺まがいの商品を販売するような企業を指していた言葉です。しかし近年では、社員に対して過剰な労働を強いる企業、精神的に追い込むような企業も含めてブラック企業として認知されています。いろいろなタイプのブラック企業がありますが、社員を搾取するという点で下記のような共通した特徴があります。

ブラック企業によく見られる特徴
人の出入りが激しく、長く勤める社員が少ない
残業が多い、過度なノルマを課す
パワハラやモラハラが多く、社員が病んでしまう
ハードな仕事に比較し薄給
異常なポジティブシンキング
オーナー経営者の権限が強い
体育会系で社長・上司の意見が絶対
残念なことに、ブラック企業の経営者や社員が自社をブラックだと認識していないケースは多いもの。また不思議なことに、ブラック企業では明るく素直な社員が多い傾向すらあります。しかし、第三者から見て社員が搾取されていると映るのであれば、それはブラック企業だといって差し支えないでしょう。

もし、あなたが転職活動中に一般常識と照らし合わせ、その企業に異常性を感じるのであれば、即座にブラック認定し、違う企業に応募することをおすすめします。

転職者向け求人情報から推測できるかも!ブラック企業の見分け方
転職者向け求人メディアに掲載されている求人情報からも、ある程度ブラック企業を見分けることは可能です。ブラック企業の求人には、『20代で年収1000万円』、『夢』、『成功』といった、ポジティブな言葉がよく並びます。実際の仕事内容にあまりふれず、高収入や成果主義ばかりを強調する企業は、ブラック企業である可能性は高いでしょう。

仕事内容に魅力がない、あるいは違法ではないにせよグレーゾーンのビジネスモデルを行っているなど、具体的に仕事を説明できないがゆえに、高収入を強調する広告になっているケースは少なくありません。

ブラック企業の求人情報の特徴
社員の定着率が悪く、一年中求人募集が出ている
極端な実力主義、成果主義を謳う(「入社2年目、20代課長 年収1500万」等)
業界平均より給与がかなり高い
夢、成功などポジティブなワードを好む
派手な海外社員旅行の写真、妙に明るい笑顔の社員達
そもそも、求人情報は広告です。企業側が高い掲載料を払い、プロのコピーライターやデザイナーが作成しています。どんな企業であれ、魅力的に作ることは可能だといっても過言ではありません。

年収1000万円可能というキャッチコピーがあっても、実際は固定給25万円+歩合給。ほとんどの社員は薄給で、1~2名の社員が年収1000万円を獲得しているだけ…という例もあります。決して嘘ではないのですが、実態とはかけはなれたイメージの広告が掲載されているのがブラック企業の特徴です。

転職先を選ぶときは、口コミサイトなどの情報もよく確認し、企業の実態を理解するように努めましょう。

転職面接で判断!ブラック企業にありがちな面接内容とは?
面接の内容でブラック企業かどうかを見極める方法もあります。ただ、いかにもブラック企業という対応をする人事ばかりではなく、良い雰囲気の人が人事担当者であることも多いので、しっかりした見極めが必要です。ブラック企業の場合、人がすぐ辞めるため常に人手不足の状態で、面接の難易度自体はそれほど高くないことも把握しておきましょう。

ブラック企業にありがちな面接内容
面接が雑談だけに終始し、話に具体性がない
精神論が重視される
面接官の態度が横柄
面接時間が極端に短い
面接の対応が横柄な場合や、面接日の設定やスケジュール変更などが一方的な場合、ブラック企業の可能性は高いといえます。面接を受けたとき、あるいは「この企業は自分を大切に扱ってくれない」と感じたならば、転職はしないほうが良いでしょう。

企業は、一流になればなるほど応募者への対応が丁寧です。たとえ、落とす相手に対してでも礼節は保ちます。対応が横柄な企業は、ブラック企業か最低ランクの企業であることは間違いありません。そしてその企業へ入社すると、あなたもその世界に染まることになってしまいます。

転職面接での逆質問を使ったブラック企業の見分け方とは?
面接中に相手企業の本質をきちんと見極めるためには、逆質問をすることも有効です。もちろん、面接を受ける企業がブラック企業でないケースも想定し、仕事内容や企業の方向性などについて質問したあとで、参考までにというスタンスで聞くようにしましょう。あくまで仕事のやる気があるからこそハードワークについても質問しているという姿勢で、残業、休日出勤、手当を確認してください。

おすすめの逆質問例
残業時間は月平均どのくらいですか?
休日出勤は月に何回くらいありますか?
(営業の場合)目標はどのくらいですか?どのような基準で成果を評価しておられますか?
どのような方が入社後活躍していますか?
〇〇さん(人事担当者)はいつ頃入社されたのですか?
〇〇さんは、御社の一番の魅力は何だと思われていますか?
答える内容ももちろんですが、面接全体を通じて、社員への期待や熱い想いが感じられないのであればブラック企業である可能性は高いでしょう。給与・待遇がそれほどよくなくても、真摯に正直な解答をする人事担当者であればブラックでない可能性もあります。

ブラック企業の場合、人事担当者すら入社したばかりの可能性があるので、人事担当者がいつ入社したかは確認しましょう。入社したら人事が辞めていた…なんて例もブラック企業ではよくある話です。

内定が出たあとでも間に合う!ブラック企業の見分け方
内定が出たあとで、ブラック企業だと見抜けるケースもあります。ブラック企業は、面接後すぐ内定を出す傾向があります。また、できるだけ早く入社するように急かす傾向もあります。それは、現場は常に人手不足であり、人事部門すら月の採用人数というノルマを背負っているケースが多いからです。転職する側の立場を全く考慮せずに、内定後に過剰な拘束をしたり、入社を急かしたりする企業は、転職後も同じように社員に対し強圧的です。一事が万事なのです。

面接で特に問題のある対応はされなかったけれども、何となく入社を迷う、企業に違和感を抱いている…という人には、実際に企業のオフィスがあるビルに出向き、朝夕の出退勤風景を遠くからチェックすることをおすすめします。通っている社員の表情が活き活きしているのか、暗いのか、険しいのかで実際の社風を知ることが可能ですし、自分と相性の良い人達なのかもわかることも。人事担当者や社長がいかに立派で感じよい人たちであっても、外向きの顔と内向きの顔は違う可能性があります。ともに働くのは現場の人なので、この方法は有効です。内定受託後であっても、ブラック企業と確認できたなら速やかに辞退しましょう。

転職先にブラック企業の兆候がないか慎重に確認しよう!
ブラック企業の定義はその人との相性もあるため、人によりさまざまです。ただし、一般常識やモラルを基準にして異常と感じる場合、ほとんどの場合ブラック企業にあてはまります。ブラック企業は早い段階で転職先候補からはずして活動するようにしましょう。