就活が厳しいと感じる既卒者向け/内定獲得へ近づく「やり方」3つのポイントを解説

既卒者の就活・就職事情まとめ

20代の若者向け 就職・転職活動に関する実態調査

昨年秋に、第二新卒・既卒・フリーターを中心として20代若手に特化した人材紹介事業を運営する株式会社UZUZ(ウズウズ)から「20代の若者向け 就職・転職活動に関する実態調査」が公開されました。

(※グラフ:UZUZ若者キャリアレポート<2020秋>より)

案内人

データをみると既卒者の約2人に1人(48%)が就職活動に「苦労している」と回答しています。

新卒やキャリア転職との違いとは?

厚生労働省は2010年に青少年雇用機会確保指針を改正し、「卒業して3年以内の既卒者は新卒枠で応募扱いする(=新卒扱いとする)」ことを定めました。

しかし実際は多くの企業でいまだに新卒枠の就活では通常の新卒を優遇しているのが現状です。

また、キャリア採用の転職市場においても実務経験・ノウハウ・知識などで一般的な転職者にどうしても見劣りしてしまうため、圧倒的に不利な転職活動となってしまいます。

ですから、既卒・第二新卒になって新卒の就活と同じように大手就職サイト(リクナビ・マイナビなど)や大手転職サイト(リクナビNEXT・dodaなど)だけを利用することは全く得策ではないことはいうまでもないでしょう。

男性

通常の新卒者や転職者のように就職活動を始めてしまうと、新卒・転職者と同じ土俵で比較されてしまい、内定をもらえない日々が続き精神的・肉体的に疲弊(ひへい)してしまうことにもなりかねません。

案内人

このような状態に陥らないためにも既卒・第二新卒者向けの専門の転職支援サービスを活用することが重要になってきます。

「既卒」と「第二新卒」の違いは?

男性

「既卒」と「第二新卒」の違いは通常以下の様に区別されていますのでまずは確認しておきましょう

既  卒:「学校に所属していない一度も仕事経験のない20代の若者」

第二新卒:「一度、正社員もしくは契約社員として仕事経験のある20代の若者」

厚生労働省が2010年に青少年雇用機会確保指針を改正して「卒業して3年以内の既卒者は新卒枠で応募扱いする(=新卒扱いとする)」と定めたことから基本的には「卒業後3年以内の人を既卒と呼ぶ(=25歳まで)」のが一般的となっています。

既卒の就職活動を人一倍頑張らなければならないタイプとは?

「既卒」とひとくくりに言っても、もう少し掘り下げてみると

  • 新卒就活時に力を入れていた既卒者
  • 新卒就活時に力を入れていなかった既卒者

の2タイプがいます。

ここでいう「新卒就活時に力を入れていた既卒者」とは

自己分析や企業研究を行っており、卒業したらすぐに社会人としてのスタートを切るために一生懸命就活をしていた人

のことを指します。

案内人

例えば「内定を獲得したけれど辞退した」「内定取り消しに合ってしまった」「内定を獲得できなかった」などですね

一方、「新卒就活時に力を入れていなかった既卒者」とは

準備もそこそこに形だけの就活をしていたり学生時代に全く就活をしなかった(又はできなかった)人

のことになります。

案内人

例えば「音楽・役者・留学など就職以外でやりたいことがあった」「起業準備をしていた」「親の介護」などの理由があたるでしょう

「新卒就活時に力を入れていなかった既卒者」の方は自己分析・企業研究・面接対策などが「新卒就活時に力を入れていた既卒者」に比べて準備不足・トレーニング不足になっている傾向が見られます。

またこれからの既卒としての就職活動の面接では「どうして新卒就活時に力を入れていなかったのか?(又は力を入れることができなかったのか?)」といった内容はほぼ100%質問されるでしょうから、その理由をきちんと説明できるよう整理しておく必要もあります。

以上の理由から、新卒就活時に力を入れていなかった既卒者」の方は

既卒の就職活動を人一倍頑張らなければならない

といえるでしょう。

男性

もちろん
・「新卒就活時に力を入れていた既卒者」→どうして新卒で就職が決まらなかったのか?
・「第二新卒」→どうして前職を短期間で退職してしまったのか?(又は現職を短期間で退職しようとしているのか?)
といった内容を必ずと言っていいほど質問されることが予想されますので、気を緩めずに準備する必要があることは言うまでもありません

既卒と年齢の関係について

ここで既卒者と年齢の関係についても触れておきましょう。

新卒以外で就職活動をしている既卒・第二新卒・フリーターの方に特化した就職サービス会社の多くでは、年齢が上がるほど受けられる求人数が減っており、なかでも落ち込みが大きい年齢が3つあるといわれています。

その3つとは「25歳」「27歳」「30歳」です。

それぞれの理由を分析してみると

「25歳」→→→
「卒業後3年以内の人を既卒と呼ぶ(=25歳まで)」のが一般的となっているためと考えられます。
「27歳」→→→
ある企業で職種変更の研修が行われましたが、その際に実施された研修確認テストを調べてみたところ「(26歳以下と比べて)27歳以上の成績が著しく悪い」という結果がでました。そのため「未経験の分野に適応できる年齢の目安は27歳」という説が採用の現場で広まったといわれています。
「30歳」→→→
当然ですが30歳は節目の年齢であるとともに、就職・転職市場では「30歳以上…キャリア戦力として実績・経験が重視される年齢」となってくるためです。

もちろん30歳を過ぎていても就職を成功させる方は大勢いますが、求人数=選択肢の幅は狭くなっていきます。

「社会人としての人生をスタートさせる」決心が思い立ったらできるだけ早めに就職活動を開始しましょう。

ポイント!
「25歳」「27歳」「30歳」と年齢が上がるたびに就職(特に未経験から)のハードルは高くなってしまいますので、早めのアクションが肝心になります!

【解説】既卒者が内定獲得へ近づく「やり方」3つのポイント

既卒者が内定獲得へ近づく「やり方」とは?

ではこの厳しい環境の中で既卒者が内定獲得へ近づく「やり方」とはどうすればいいのでしょうか?

答えはズバリ次に挙げる三つのポイントとなります。

 ポイント

①あなたがどの「職種」が向いているのか?希望しているのか?を絞り込む
(営業系、IT系、事務系、理系全般)

●解説…情報・電気電子・機械などの理系の方やIT系など目指す職種が固まっている方はそのまま専門性が活かせる業種を目指してみてください。
あなたが専門的な分野でやりたいことが決まっていない場合はまずは営業系職種にチャレンジすることをおすすめします。(営業系は求人募集も比較的多く、また企業の最前線に立って働くので交渉力・企画的なノウハウ・事務能力など多岐にわたってビジネススキルを磨くことができます。)
一方事務系は経験者が採用されることがほとんどで、仕事が未経験の既卒者にとっては非常に狭き門となります。

②希望職種に最適な就職サイトを活用する
(既卒1~3年以内⇒大手就活サイトの活用もアリ、25歳以上⇒既卒向就職サイトの利用がおすすめ)

●解説…既卒の方は新卒の就活とは全く違うノウハウが必要となります。(※特に卒業後の人)
そこで正社員を目指している既卒者向けに「履歴書の作成方法」や「面接対策」はもちろんのこと「就職後の先まで見据えた」様々なサポートを行ってくれる専門の就職サイトを活用することが内定獲得への近道となります。

③職種が見つからない…迷っている…などの場合でも、とりあえず資格取得の学習はスタートさせる
(オススメ⇒TOEIC、簿記、ITパスポート)

●解説…企業が既卒の方に期待しているのはモチベーション(やる気)の高さです。
資格取得の学習はあなたが具体的な行動を取っていることをアピールできます。
案内人

オススメに挙げた3つの資格(TOEIC、簿記、ITパスポート)はそれぞれ語学、財務(ファイナンス)、ITスキルなど今後企業で働く際にどの業種やどの職種においてもベース(基礎)となるべき必須の知識です。
あなたが将来どのような仕事をするにしても無駄になることはありませんので今からコツコツ勉強しておくことを強くお勧めします。

それぞれの希望職種に最適なサイト紹介


既卒者向け紹介サイト一覧特徴
【営業系就職サイト】
≫UZUZ(ウズウズ)第二新卒・既卒・フリーター向けに充実した中身の就活サポートがあります。同じ境遇の仲間と就活する「集団形式」とじっくり自分のペースで就活する「個別形式」から自分に合ったサポートを選ぶことが可能!
≫JAIC(ジェイック)既卒・第二新卒・大学中退・フリーターなど18~34歳の若手向け就職支援サービスです。未経験・フリーター・第二新卒向け就職講座「就職カレッジ(R)」、
中退者限定の就職講座「セカンドカレッジ(R)」、女性限定の就職講座「女子カレッジ(R)」、30代限定の就職講座「就職カレッジ(R)30代コース」などが用意されています。
≫かつやくカレッジ
「就職まで」ではなく「就職したあと」まで支援するカレッジ型転職エージェントサービスです。
採用コンサルティングの草分け的存在『安田佳生』氏が企画・監修を行った「就職後の活躍」までを見越したカリキュラム・サポートが完全無料で受講できます。
【IT系(スクール型)就職サイト】
≫GEEK JOBキャンプ社会人・第二新卒・フリーター向けの無料オンラインプログラミング学習&就職支援サービスです。文系や全くの未経験者でもWebアプリケーションを開発できるレベルまで転職メンターのサポート&フォローで、転職成功率は約95.1%という実績となっています。学習から就職支援まですべてオンラインで対応可能となっています。
≫【完全無料プログラミング研修&就活塾】
ProgrammerCollege

未経験20代のフリーター・既卒・第二新卒などから正社員ITエンジニアとして働きたい方向けにエンジニアカリキュラムから就職支援まで全て無料でサポートを受けることができる就活塾です。『就職率は96.2%』で、この研修&就活支援を利用して有名企業・上場企業にも多数入社実績があります。
≫ネットビジョンアカデミー(NVA)
第二新卒・既卒(フリーター)向けに ネットワークエンジニアの資格取得と就職活動のサポートを全て無料で受けることができるスクールです。1か月の研修でネットワークエンジニアの登竜門となるCCNAの資格を取得後、次の1か月で就職対策を受けながら内定獲得を目指します。地方在住者には上京支援も有ります。
【理系就職サイト】
≫UZUZ(ウズウズ)理系10代~20代の情報・電気電子・機械を中心にとした理系出身の第二新卒・既卒・フリーター向けに完全無料で充実した就職・転職サポートを実施
【資格取得】

≫スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)
リクルートが運営する英語学習サービス「スタディサプリENGLISH」の
『TOEIC(R)対策コース』。最短1回3分から!スキマ時間で本格TOEIC(R)対策をすぐ始められます。
≫スタディング
ビジネス系に特化したオンラインの資格学習サービス。割引キャンペーンも多数用意されています。
≫オンスク.JP
様々な資格学習をはじめ各種講座が低料金で学べるオンラインの月額定額サービス

資格取得の学習におすすめのサイト・アプリ徹底解説

TOEIC

TOEIC(R)スコアアップを本気で目指すビジネスマン・学生に人気のアプリ

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スキマ時間を利用して楽しく無理なく気軽に続けられるのに、本格的にTOEIC(R)対策が勉強できる人気のアプリです




≫スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)

※7日間無料体験実施中

簿記・ITパスポート

・スタディング



【ビジネス系に特化したオンラインの資格学習サービス。割引キャンペーンも多数有り】
主な開講講座:
法律系資格…司法試験・司法書士・行政書士・社会保険労務士・弁理士・ビジネス実務法務検定試験®・ビジネス著作権検定®・知的財産管理技能検定®・個人情報保護士)
会計系資格…税理士・簿記・ファイナンシャルプランナー(FP)・外務員(証券外務員)
ビジネス・実務系資格…中小企業診断士・技術士・販売士・危険物取扱者
不動産向け資格…宅建士・マンション管理士/管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士・建築士
その他…ビジネススキル系講座、IT系講座(ITパスポート)、公務員など

・オンスク.JP



【様々な資格学習をはじめ各種講座が低料金で学べるオンラインの月額定額サービス】

主な開講講座:
社会保険労務士、行政書士、宅建、ビジネス実務法務3級、FP3級、証券外務員二種、日商簿記3級ITパスポート、秘書検定2級・3級、サービス接遇検定準1級・2級、登録販売者、販売士3級、衛生管理者、危険物乙4など

まとめ

就活・転職活動・再就職などは「人生の大きな岐路(分岐点)」に立ってそこから「新たな世界に飛び込む」未知の旅となりますので、誰でも不安やストレスを抱え込みながらの活動になります。

ましてや既卒の転職活動では「大きな不安がつきまとう」のも無理はありません。

しかし現在は慢性的な人手不足を背景に、多種多様な人材サービス会社や就職サービス会社が存在しており、就職希望者に向けてほぼすべての就職支援サービスを無料で行ってくれる時代となっています。

このようなサービスをうまく活用すれば物理的にも精神的にも心強い支えとなって既卒からの就職活動をうまく進めることができるでしょう。

今この記事を読んでいるあなたは、これまでの人生でも例えば高校・大学の入試やアルバイトの初日など人生の節目節目の場面で緊張と不安な気持ちを持ったまま、それでも最初の一歩を踏み出してきたはずです。

しかし不安に怯えて立ちすくむのではなく不安な気持ちを抱えたままでも一歩先に進むことで何か見えてくるものがあったのではないでしょうか。

就職活動も同じようにあなた自身の人生を変える大きな転機となりますが、まずは勇気をもって第一歩を踏み出してみてください。

動き出した人から人生は少しずつ変わってきます。