働き方改革を実現するために先進的な働き方を実践している企業15社

真のホワイト企業とは?

近年「パワハラ」「ブラック企業」「過労死」などが大きな社会問題として取り上げられたり出生率の低下による生産年齢人口(15~64歳)の減少などが問題視され始めたことから「ワークライフバランス(仕事と生活の調和)」「ダイバーシティー(多様な人材の積極的活用)」など働き方を見直す取り組みが始まりました。

その中で、労働力は「人財」であり希少な「経営資源」であることに気付いた企業は、優秀な人材(人財)を採用し活用するために働き方改革に真剣に取り組み「社員を大切にする会社」へと変貌を遂げました。

そうした企業が「ホワイト企業」と呼ばれるようになったのです。

しかしホワイト企業とは単に「ホワイト=仕事が楽」ということではありません。

ホワイト企業とは

ホワイト企業とは一般的に「人事制度が整備されている」「コンプライアンスがしっかりしている」「ワークライフバランスが取れている」などの基準を満たす企業と言われています

この記事では

就活生Aさん就活生Aさん

現在就活中なのでホワイト企業の一覧を参考にしたいです

新入社員Dさん新入社員Dさん

職種・報酬・勤務地など自分の希望に合致したホワイト企業でワークライフバランス(仕事と生活の調和)を実現しながらやりがいのある仕事に取り組みたい!

などホワイト企業への就職・転職・再就職などを考えていたり準備を始めている方向けへ

  • ホワイト企業の定義(見分け方)
  • 「先進的な働き方を実践している企業15社」とその事例

などを解説・掲載しています。

この記事を参考にして是非仕事選びや就職サイト選びのヒントにしてください。

ホワイト企業の見分け方~総まとめ~

当サイトでは過去に発信した内容を基に「ホワイト企業の見分け方」をまとめていますのでご紹介します。

ホワイト企業の定義(見分け方)

  • 「平均残業時間」が少ない
  • 「新卒社員や女性社員の離職率」※「3年後離職率」などが低い

※「3年後離職率」でみると、厚生労働省が毎年公表している大学新卒者の平均値は30%前後なので、これを基準に各企業の離職率の高さが判断できます。

  • 「有休消化率」「待遇面の満足度」「法令順守(コンプライアンス)意識」「男性社員の育休取得率」などが高い
  • 「福利厚生」「研修・教育制度」が充実している
  • 「勤務地」「勤務時間」などで多様かつ柔軟な制度を導入している(「フレックス」「テレワーク」「ワークシェアリング」など)
  • ユニークかつ機能的なオフィス環境を整備している
  • 法定雇用率以上の障がい者を雇用している

※障がい者雇用の「法定雇用率」=平成30年4月1日より2.2%

  • 女性社員育児支援に積極的である(「育児復帰支援」「社内託児所設置」「男性の育休取得促進」など)

以上のような項目を多く取り入れている企業は、働き方改革により様々な働き方を促進することで、生産性を高めて長時間労働削減に努めながら多様な人材を活用することを真剣に取り組んでいる「ホワイト企業」といえるでしょう。

◆その他

  • 過去に希望退職も含めて「リストラ」を行っていない
  • 重大な労災事故を起こしていない
  • 黒字経営

など

案内人

さらに興味深いところでは「トイレの便器」がキレイな会社もホワイト企業であるかどうかを見極めるひとつの目安になるそうですよ。一説によると、会社の姿勢が最も表れるのは「トイレの便器」なので、ここがキレイな会社は経営者の目が細部まで行き届いている証拠であり社員への思いやりもきめ細かい会社が多いとのことです。実際に志望企業を訪れた際には「正面玄関」や「受付」などの表面的なところばかりではなく、「トイレ」も是非チェックしてみましょう。

「先進的な働き方を実践している企業15社」とその事例

働き方改革の実現のためには「社員の労働時間管理の徹底」だけでなく「生産性の向上」を並行して行い両立させることが不可欠となります。

この様な取り組みに熱心な企業は「ホワイト企業の定義」を満たしているとも言えるでしょう。

「生産性の向上」

≪三井物産≫

●時差出勤も昼休みも「15分単位」で自由自在
始業時間を7時45分から10時45分までの間で、15分単位で社員がずらせる「個人単位の時差出勤制度」を6月から導入。社員に働き方の選択権を渡すことでモチベーションを高め、生産性アップに。

≪味の素≫

●「早起きは三文の徳」は本当だった
朝型勤務をする社員に、食堂でパンやおにぎりなどの朝食を無料提供。夜をプライベートに費やすべく効率的に働こうとする社員を応援。

≪損害保険ジャパン日本興亜≫

●保険マンの必需品?業務改善のヒント集
「資料は骨子を固めた時点で上司に確認してから作り込みにかかる」「作業時間の20%を使って80点の完成度までもっていく」といった資料作成ルールなどを記した業務改善ヒント集を配布。

≪住友金属鉱山≫

●「丁寧過ぎ」による業務の無駄を徹底排除
「むやみに関係者全員にCCを入れない」など、社内メールの書き方を標準フォーマットにして全社で共有。

≪川崎重工業≫

●やっぱり欠かせない管理職の啓蒙活動
2017年1~3月に業務生産性向上のキーとなるライン長を対象にセミナーを実施。業務生産性アップの評価ウェートの向上も検討。

「長時間労働の撲滅」

≪ソニー≫

●誰にも邪魔させない!作業没頭時間を創出
社員の残業時間が月35時間を超えると上司に警告メールを送付。職場によっては試験的に、作業に没頭するためミーティングなどを一切入れない「集中タイム」を設定。

≪ソフトバンク≫

●残業撲滅のために一肌脱ぐ幹部
「定時退社Day」には、定時終業時刻の15分前に役員や本部長、ソフトバンクのロボット「Pepper」などによる退社促進のアナウンスを流す。

≪イオン≫
●消灯だけじゃ生ぬるい!強硬手段に
毎日18時15分に全館消灯。本社ビルは25階建てなのだが、18時30分にはエレベーターまでストップさせて強硬に退社を促す。

≪ライオン≫

●「帰ります宣言」を日常化
社員がそれぞれ「本日の退社時間」を決めて厚紙のプレートに記入し、パソコンの上に設置する。個人は自分の決めた時間に帰ろうと意識するし、周囲も同僚の退社時間を尊重しやすい。

≪日本航空≫

●夕方以降のラブコール禁止令
平日18時30分以降および土日のメール、電話は原則禁止。会議は17時30分までに終了。会議資料の事前送付等の「会議3原則」を社内共通ルールにするなど、メリハリの利いた働き方を励行。

≪JR四国≫

●体育会系学生並み!朝礼、終礼の復活
始業後5分間を朝礼、終業までの30分間を終礼タイムに設定。上司と部下が業務内容をシェアし、労働時間も徹底管理。

「働き方の多様化」

≪りそな銀行≫

●残業しなくたって大丈夫!な社員登場
2015年に人事制度を改定。残業しない社員を「スマート社員」と銘打つとともに「賞与は通常の7割」との条件を明示。残業せずとも周りに気兼ねなく働けるような環境を整える。

≪キリン≫

●LGBTの支援制度を拡充
今年8月にも、性転換手術を積み立て休暇の対象メニューとして加える予定。最大60日休めるようになる。

≪三菱地所≫
●子どもお迎え問題の救済制度
国庫補助金で、共働き家庭の社員に、小学校3年生までの子どもの送迎のためのベビーシッター代として1日1700円分の割引券を配布。

≪JR東日本≫

●保育所難民からの解放
事業所内に保育所を4か所開設。おむつやミルクを用意する他、洗濯も行う。24時間保育や土曜保育にも対応。

(週刊ダイヤモンド2017/5/27号特集を基に作成)

案内人

いかがでしたでしょうか?ホワイト企業について更に詳しくチェックしたい方は下の各記事も参考にしてみてください。

ホワイト系企業ランキング記事特集一覧

ホワイト系①…≫新卒20代社員限定ホワイト企業ランキング2017
ホワイト系②…≫業界別ホワイト企業ランキング2017
ホワイト系③…≫ホワイト企業ランキング-トップ10-(人材活用・少残業時間・有休取得・育休取得率)
ホワイト系④…≫「幸せな会社」ランキング-TOP30-(2017年版)
ホワイト系⑤…≫3年後定着率の高い会社
ホワイト系⑥…≫社会人がオフィスに憧れる企業
ホワイト系⑦…≫働き方改革を実現するために先進的な働き方を実践している企業
ホワイト系⑧…≫健康経営銘柄2017
ホワイト系⑨…≫健康経営銘柄2018
ホワイト系⑩…≫投資家から注目されている働き方改革注目銘柄
ホワイト系⑪…≫働き方改革を実践するために副業OK(副業可能)な制度を導入している企業リスト
ホワイト系⑫…≫自由な働き方で社員のモチベーションが高い企業ランキングTOP20
ホワイト系⑬…≫「働きやすさ」の視点でまとめた「スマートワーク経営調査2018」総合格付け上位企業
ホワイト系⑭…≫「営業職」及び「技術職」で残業が少ない企業ランキング
ホワイト系⑮…≫「有給休暇」の取得率が高い会社-TOP20-
ホワイト系⑯…≫健康経営銘柄2019
ホワイト系⑰…≫ランスタッドアワード2018(ワークライフバランス、安定雇用、職場環境、給与・福利厚生)
ホワイト系⑱…≫新卒入社してよかった会社ランキング 2019
ホワイト系⑲…≫「働きやすさ」の視点でまとめた「スマートワーク経営調査2019」総合格付け上位企業

【最後に】ホワイト企業への就活・転職を目指すべき4つの理由

多くの方が「ホワイト企業へ就職したい」と希望するのはなぜでしょうか?

最後にホワイト企業への就活・転職を目指すべき4つの理由を解説していきます。

  • 成功のチャンスが多い

    通常、ホワイト企業では事業が拡大・成長していきますので、成果を上げるチャンスが増えるほか仕事にやりがいを感じる可能性も高まって、結果的に成功するチャンスが多くなります。

  • 待遇(年収・福利厚生・研修制度など)が良い

    普通の企業よりもホワイト企業の方が一般的には平均年収も高くなるほか、企業年金・社宅などをはじめ柔軟な勤務体系や各種休暇制度などの福利厚生や研修制度・人材育成システムなどが充実しています。

  • 自分自身を向上させる機会が増える

    ホワイト企業には比較的優秀な人材が集まってくることから、仕事を通じて一流の仕事の仕方や考え方を吸収して自らのレベルを向上させる機会が増えます。

  • 健康的に継続して働くことができやすい

    これはいうまでもないことですが、劣悪なブラック環境では「過度なノルマや猛烈なプレッシャー」「サービス残業の強制」「パワハラ・セクハラ」などで疲弊してしまい、最悪の場合は心身の健康を害してしまうかもしれませんが、ホワイト企業ならば健康的に継続して働くことができやすくなります。

このようにキャリア形成や人生設計の点からもホワイト企業で働くことのメリットは計り知れませんが、当然就職人気も高く「狭き門」となるので、漠然(ばくぜん)と就活や転職活動をしていてはホワイト企業に巡り合うことは難しいでしょう。

ホワイト企業を目指す方へヒントとなる記事

就活生向け

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転職者向け

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「ホワイト企業を見つけて転職するコツ」⇒⇒⇒「ホワイト企業へ就職するには転職サイトをどう活用すればいいのか?」を解説しています。