ブラック企業の特徴や見分け方・見極め方を解説/オススメの口コミサイトも紹介
案内人

就職情報会社「ディスコ」が2019年2月に実施した調査「 就活生に聞いた『ブラック企業/ホワイト企業』への考え 」によると、就職活動でブラック企業かどうかを気にして実際に調べた経験を持つ学生は約 8 割にのぼる、とのことです

就職を希望する会社がブラック企業かどうかのチェックは多くの転職活動者も当然のように実施していることでしょう。

これは近年政府が推し進める「働き方改革」「ワークライフバランス」といった働き方を見直す取り組みへの意識が広く浸透していることが大きな要因と考えられます。

男性

この記事ではブラック企業を見分ける方法について詳しく解説しています

ブラック企業の見分け方徹底解説

ブラック企業の定義

ブラック企業とは

膨大な業務量や猛烈なプレッシャーや上司からのパワハラなどで冷静な判断力を失わせ、逃げ場がない状態で長時間社員働せざるをえない状況に社員を追い詰める組織の在り方

男性

「労働条件が過酷で、過度な労働搾取が行われている企業」という言い方もできます

ブラック企業の見分け方

案内人

ブラック企業を見極めるコツを次の3つの「チェックすべき切り口」に分けて解説します

  1. 求人情報・求人広告
  2. 企業サイト
  3. 面接後・入社直前

見分け方①「求人情報・求人広告」をチェック

    • 募集内容に残業代が固定と記載

      固定残業代制を採用している企業(中堅・中小ベンチャー系企業に多い)は超過分残業代の支払いを回避し、見かけ上の給与を水増しして長時間労働させる可能性があります。

    • 残業時間に上限がある

      月の残業時間上限を設けている場合、上限を超過した残業分は申告できないと勘違いさせるケースがあります。

    • 給与が業界他社に比べて高すぎる

      高い給与を支払わないと従業員が定着しない業務実態である可能性があります。

    • 入社3年以内に裁量労働制

      これは専門性の高い特殊な職種を除くと入社間もない若手社員が裁量のある業務につくケースはほとんどないため、事実上の固定残業代制と同じことになります。このパターンは大企業に比較的多い傾向があります。(裁量労働制…実際に働いた時間ではなく成果が重視し報酬を決める働き方)

    • 新卒入社3年後離職率

      平均は30%前後なのでそれ以上なら要注意といえます。

    • 従業員数と採用実績数の比率

      従業員数の割に採用実績数が多い企業は、離職を前提にして大量採用している可能性があります。

    • 離職率や有休消化率が非公開

      このような情報開示を不利と考え、非公開にする企業はブラック企業である可能性があります。

    • 休日数が少ない

      法定上の休日は「週に1日または4週間に4日」であれば問題ないとされていますが、同じ給与額でも年間休日が120日の会社と100日の会社で働くのでは時給換算すると大きな差額が発生しますので、会社の「年間休日数」は是非ともチェックすべきでしょう。

    • 社員の平均年齢が30歳前後

      特に企業の歴史が比較的長いのにもかかわらず社員の平均年齢が若い場合は注意が必要です。中堅社員のリストラが何度も行われている可能性や、また社員の年齢構成がいびつになり若手社員に過度な負荷がかかったりすることも考えられます。逆に若手の従業員がほとんどいない場合は、若い従業員が定着しない何らかの理由があることがあります。

    • 福利厚生が充実していない

      「法定福利」(雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金保険・介護保険など)はもちろんですが、「法定外福利」(社宅、住宅手当、育児支援、社員食堂、社員優待など)の充実度も一つの目安になります。これらを疎か(おろそか)にする企業は「社員を大切にしない企業」=「ブラック企業」ともいえます。

    • 「働き方改革」や「女性社員活用」などに関連する制度改革を積極的に取り組んでいない

      短時間勤務制度・フレックスタイム制度(勤務時間を柔軟に変更できる)・テレワーク(会社外での仕事を認める)などの多様な働き方を可能にする制度が整っていない、男性社員の育休取得率が低い、女性管理職の割合が低い、などに該当する企業は人材活用に対する意識が希薄(きはく)といえます。

    • 社歴が浅いにもかかわらず積極的に人材募集をしたり頻繁に社名変更を繰り返している

      違法もしくは非倫理的な内容の商品やサービスを提供していて、その規制から逃れたりイメージダウンを避けるため、頻繁に社名変更をするケースがあります。

    • その他
      • 過去に重大な労災事故(過労死・過労死自殺など)を起こしている
      • 赤字経営が続いている
      • 過去に希望退職やリストラを実施している
      • 障害者雇用が法定雇用率以下(法定雇用率=平成30年4月1日より2.2%)

なども求人情報・求人広告からブラック企業であるかどうかを見極める目安になります。

見分け方②「企業サイト」をチェック

    • 抽象的な表現やヨコ文字連発の企業サイト内容

      業務説明内容が「××コンサルティング」「○○マーケティング」「▲▲アドバイザー」「●●スタッフ」など抽象的でヨコ文字を使用していた場合は念のため詳しい中身を確認しましょう

    • 企業サイトのデザインが稚拙(ちせつ)で内容も誤りがある

      企業サイトはいわば企業の「顔」ですが、それすらキチンと管理できていないのは資金面・社内ガバナンスなどで問題があるなど改善できない内部事情があることが予想されます。

    • 会社概要の社長名がテキストではなく画像

      企業サイトの社長名が「不記載」だったり、(テキストではなく)「画像」だったりした場合は、社長にまつわるブラックな事実を検索されにくくして意図的に隠すために行っている可能性があります。

    • 「20代中心の若い企業」を猛烈にアピール

      経験が少ない若手社員が重要ポストに就いていることを強調しすぎるなど「若さだけがウリ」の企業は、企業が組織として未熟な可能性があります。

    • 入社ハードルの低さを強調

      中途採用を募集する場合、通常は即戦力を求めますが入社後のハードルの低さを強調しすぎる企業は「人が集まらない(ブラックな)企業」のケースがあります。

見分け方③「面接後・入社直前」にチェック

    • 面接は1回のみかつ短時間(10分)で内定など

      すぐ辞めることが前提で単なる頭数合わせなので採用を即決している可能性が高いです。

    • 自社説明をしなかったり説明があっても曖昧な場合

      面接とはコミュニケーションを通じて企業と応募者が双方で情報交換をして判断する場ですが、面接者なら把握していて当然の自社情報(事業内容・仕事内容・勤務条件・離職率・平均年齢など)の答えが曖昧だったりはぐらかしたりして明確な説明が無い場合は、敢えて答えたくないケースがあります。

    • 精神論を持ち出す

      精神論が経営方針にまで入り込んで浸透している企業は、業績不振に陥った際も「気合が足りない」「本気でやれ」など精神論や根性論にすり替えられる可能性があります。

    • 次の選考や内定承諾を急かされる

      入社を急かして熟考の余裕を与えない場合はネガティブな情報が発覚して辞退されることを懸念していることがあります。

    • 入社日近くでも連絡なし

      入社前の必要情報(出勤日・初出社先・持参物など)を出さなかったり督促しないと連絡がない企業は、組織づくりやマネジメント体制が整っていなかったり社員の気配りが足りないなどのブラック的な企業風土が蔓延している可能性があります。

男性

では転職希望者は実際どのようにブラック企業を調べているのでしょうか?

 「ブラック企業」の調べ方


前述の調査「 就活生に聞いた『ブラック企業/ホワイト企業』への考え 」によれば、就活生にブラック企業を調べた手段を複数回答で聞いたところ最も多かったのは「口コミサイト」の活用となっています。

20年卒では89.3%で、2位の「就職情報サイトで企業情報を確認」(44.6%)の2倍もの約9割が口コミサイトを活用しており、回答者からは「社員や元社員の実際の声が反映されているため残業時間や不満点がよくわかる」という声があがっています。

案内人

このことからも口コミサイトを活用した企業選びは「もはや常識」となっていることがわかります。

ブラック企業を見分ける際に役立つ転職口コミサイトとは?

口コミ」サイトを利用して実際に企業で働いている人の「生の声」やいわゆる「口コミ(クチコミ)」情報などを集めることで、希望している企業は「ホワイト(ブラック)企業なのか?」などを分析することができます。

また現在働いている方は「今の職場と比べて希望している会社の職場環境はホワイト系なのか?ブラック系なのか?」などを比較・検討することもできます。

男性

ホワイト企業を探したりブラック企業を調べたりする際は、実際に企業で働いている人の「生の声」やいわゆる「口コミ(クチコミ)」情報などを集めて分析することがとても有効になります。

ブラック企業を調べる際に活用したいオススメの「転職口コミサイト」一覧

口コミ転職サイト特徴
≫転職会議口コミ登録企業数は80万件以上と圧倒的な掲載数を誇る国内最大級の口コミ転職サイト
≫カイシャの評判社員・元社員による会社のリアルな口コミが100万件以上掲載されている日本最大級の転職口コミサイト
≫OpenWork(オープンワーク)20代~30代の若手社員をターゲットにした口コミ転職サイト。社員による会社評価スコアの項目にも「20代成長環境」「人材の長期育成」など若手社員向きの情報が掲載
≫キャリコネ年収・給与レポート、口コミ・評判レポート、面接体験レポートなどの情報サービスに定評がある転職支援サイト。
≫キャリドア転職活動に必須の3大情報「企業情報」・「口コミ」・「求人情報」がまとめてチェックできる他「適職診断」サービスも利用できる新感覚の転職サイト。

口コミ転職サイトで気になる企業をチェック

【例】口コミ転職サイト「転職会議」の画面

このように、口コミ転職サイトを利用すると実際に働いていた元社員や社員の会社に対する評価や年収を始めとして、「残業時間・有給消化率」=ホワイト企業の条件に関する情報などの生の声を口コミとして見ることができます。

 ≪オススメ!≫
・転職会議※口コミ登録企業数80万件以上と圧倒的な掲載数を誇る国内最大級の口コミ転職サイトです。掲載数が非常に多いので大手有名企業だけではなく中小企業の口コミも掲載されていることがあります。

案内人

転職口コミサイトについては解説記事もチェックしてみてください

転職口コミサイト
≫【徹底比較】ホワイト企業に出会うためのおすすめ口コミ転職サイトを解説
通常の転職サイトだけでは読み取りづらい「社風」「社員のモチベーション」「平均残業時間」などを勤務経験のある現役社員や元社員から集めて、評価点やコメントやデータによって会社の「内部事情」を知ることができる転職口コミサイトについて詳しく解説しています。

まとめ

  • 就職活動や転職活動では事前に「ブラック企業を調べる」ことが当たり前になりつつある
  • 口コミサイトを活用した企業選びは「もはや常識」となっている

ワークライフバランス(仕事と生活の調和)を重視した生き方を選択したいと考えている方は、口コミサイトを有効に活用してみてください。

オススメの転職口コミサイト

≫転職会議
口コミ転職サイトを利用すると実際に働いていた元社員や社員の会社に対する評価や年収を始めとして、「残業時間・有給消化率」=ホワイト企業の条件に関する情報などの生の声を口コミとして見ることができます
案内人

口コミサイトはブラック企業を調べる際にとても有効なツールとなりますが、できればサイトからの情報だけを鵜呑みにせず、人からの情報(エージェント、OB/OG、人事担当者の印象など)も併せて総合的に判断することをお勧めします

オススメの転職エージェント

≫リクルートエージェント
求人数(※非公開求人数20万件以上)・転職実績ともにトップクラスの最大手エージェント。受け入れる年齢層も20~50代までと幅広く、様々なキャリアを持つ人材の転職ニーズにも柔軟に対応できる安心のエージェントサービスです