「健康経営銘柄2019」選定企業37社について

「健康経営銘柄」とは?

経済産業省では従業員等の健康管理を経営的な視点で考え戦略的に取り組んでいる企業を「健康経営銘柄」として毎年選定しています。

 

本来は投資家向けの情報ですが、現在では学生の間で「健康経営に力を入れる企業」は働きやすく安心して勤められる“ホワイト企業”だという認識が広がっていることから、どの企業が健康経営銘柄に選ばれたかといった情報が就活時にホワイト企業を選定する重要な判断材料となりつつあります。

 

そこで企業側も人材確保の観点から健康経営に取り組む企業が増えるという好循環になっているのです。

 

今回、第5回目となる2019年は28業種37社が選定されましたが中でも初年度から5年連続で選ばれている企業が昨年に引き続き6社ありました。

 

健康経営銘柄に5年連続で選ばれている企業6社

・花王株式会社
・TOTO株式会社
・テルモ株式会社
・東京急行電鉄株式会社
・SCSK株式会社
・株式会社大和証券グループ本社

 

この6社は早くから従業員の健康管理に継続して取り組み働きやすさを追求し続けている「真のホワイト企業」といえるでしょう。

 

また本年から新たに選定された企業は16社となりました。

 

最近ビジネスパーソンを対象に行われた「健康経営に関する認知度(アデコ株式会社が実施)のアンケートでは、健康経営」(=社員の健康増進を経営方針や経営戦略の一環として明確に位置づけ、企業として積極的に取り組むこと)について「言葉も内容も知っている」と回答した人は、2割にとどまったという調査結果が発表されました。

 

しかし今年は健康系銘柄に16社もの企業が新たに選定されたことは、徐々にですが政府の打ち出す「働き方改革」の基盤を受けて健康経営への認識が企業全体へ浸透しつつあることを示していると考えられます。

 

2019年新たに健康経営銘柄に選出された企業16社

・日本水産株式会社
・西松建設株式会社
・大王製紙株式会社
・JXTGホールディングス株式会社
・古河電気工業株式会社
・株式会社ディスコ
・オムロン株式会社
・株式会社堀場製作所
・キヤノン株式会社
・中部電力株式会社
・ヤフー株式会社
・株式会社KSK
・株式会社広島銀行
・SOMPOホールディングス株式会社
・MS&ADインシュアランスグループHD株式会社
・株式会社ディー・エヌ・エー

 

参考:【健康経営銘柄とは】
経済産業省は、東京証券取引所と共同で、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、 戦略的に取り組んでいる企業を、原則1業種1社「健康経営銘柄」として選定することとしています。本取組では、東京証券取引所に上場している企業の中から「健康経営」に優れた企業を選定し、長期的な視点からの企業価値の向上を重視する投資家にとって、魅力ある企業として紹介することを通じ、健康経営に取り組む企業が社会的に評価され、より「健康経営」の取組が促進されることを目指しています。なお、この取組は、日本再興戦略に位置づけられている「国民の健康寿命の延伸」に向けた施策の一つとして実施するものです。
第3回目となる今回は、24業種から24社が選定されました。選定にあたっては、経済産業省が実施した「平成28年度健康経営度調査※」の回答結果を、(1)「経営理念・方針」 (2)「組織・体制」 (3)「制度・施策実行」 (4)「評価・改善」 (5)「法令遵守・リスクマネジメント」 という五つのフレームワークから評価した上で、財務面でのパフォーマンス等を勘案して選定しました。
※経済産業省が、国内全上場会社(3,640社*)等に「平成28年度健康経営度調査(従業員の健康に関する取り組みについての調査)」を実施。(*平成28年8月26日時点)<選定基準>
1.「健康経営度調査」の総合評価の順位が上位20%以内であること
2.過去3年間のROEの平均値が8%以上又は業種中央値以上
であること
※その他:重大な法令違反等がないこと(経済産業省HPより)

 

「健康経営銘柄2019」選定企業37社一覧

2019 2018 2017 2016 2015
日本水産株式会社
西松建設株式会社
味の素株式会社
株式会社ワコールホールディングス
大王製紙株式会社
花王株式会社
塩野義製薬株式会社
JXTGホールディングス株式会社
バンドー化学株式会社
TOTO株式会社
JFEホールディングス株式会社
古河電気工業株式会社
株式会社ディスコ
コニカミノルタ株式会社
ブラザー工業株式会社
オムロン株式会社
株式会社堀場製作所
キヤノン株式会社
株式会社デンソー
テルモ株式会社
株式会社アシックス
中部電力株式会社
東京急行電鉄株式会社
ヤフー株式会社
株式会社KSK
SCSK株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
株式会社丸井グループ
株式会社広島銀行
株式会社みずほFG
株式会社大和証券グループ本社
SOMPOホールディングス株式会社
MS&ADインシュアランスグループHD株式会社
東京海上ホールディングス株式会社
リコーリース株式会社
フジ住宅株式会社
株式会社ディー・エヌ・エー

ホワイト企業の見分け方一覧

  • 「平均残業時間」が少ない

  • 「新卒社員や女性社員の離職率」※「3年後離職率」などが低い

ポイント
※「3年後離職率」でみると、厚生労働省が毎年公表している大学新卒者の平均値は30%前後なので、これを基準に各企業の離職率の高さが判断できます。

 

  • 「有休消化率」「待遇面の満足度」「法令順守(コンプライアンス)意識」「男性社員の育休取得率」などが高い

  • 「福利厚生」「研修・教育制度」が充実している

  • 「勤務地」「勤務時間」などで多様かつ柔軟な制度を導入している(「フレックス」「リモートワーク・テレワーク」「ワークシェアリング」など)

(リモートワークに特化した転職サイト:»リモートビズ※エンジニア・デザイナー向け、»ReWorks(リワークス)※幅広い仕事有り、»ママワークス※主婦・ママ向け)

  • ユニークかつ機能的なオフィス環境を整備している

  • 法定雇用率以上の障がい者を雇用している

参考
※障がい者雇用の「法定雇用率」=平成30年4月1日より2.2%→令和3年3月1日から2.3%へ

 

(障がい者のための転職・就職支援サービス:»dodaチャレンジ»障害者雇用バンク»障がい者転職エージェント【Agent-Sana】

  • 女性社員育児支援に積極的である(「育児復帰支援」「社内託児所設置」「男性の育休取得促進」など)

以上のような項目を多く取り入れている企業は、働き方改革により様々な働き方を促進することで、生産性を高めて長時間労働削減に努めながら多様な人材を活用することを真剣に取り組んでいる「ホワイト企業」といえるでしょう。

 

案内人

今回の「健康経営銘柄2019」の選出理由である「従業員等の健康管理を経営的な視点で考える企業」はホワイト企業の条件として共通する部分がありますので、特に「ホワイト企業」を目指す方はご自身の就職・転職活動へ上手に活用するようにしてみてください。

 

【最後に】ホワイト企業への就活・転職を目指すべき4つの理由

多くの方が「ホワイト企業へ就職したい」と希望するのはなぜでしょうか?

 

最後にホワイト企業への就活・転職を目指すべき4つの理由を解説していきます。

 

  • 成功のチャンスが多い

通常、ホワイト企業では事業が拡大・成長していきますので、成果を上げるチャンスが増えるほか仕事にやりがいを感じる可能性も高まって、結果的に成功するチャンスが多くなります。

  • 待遇(年収・福利厚生・研修制度など)が良い

    普通の企業よりもホワイト企業の方が一般的には平均年収も高くなるほか、企業年金・社宅などをはじめ柔軟な勤務体系や各種休暇制度などの福利厚生や研修制度・人材育成システムなどが充実しています。

  • 自分自身を向上させる機会が増える

    ホワイト企業には比較的優秀な人材が集まってくることから、仕事を通じて一流の仕事の仕方や考え方を吸収して自らのレベルを向上させる機会が増えます。

  • 健康的に継続して働くことができやすい

    これはいうまでもないことですが、劣悪なブラック環境では「過度なノルマや猛烈なプレッシャー」「サービス残業の強制」「パワハラ・セクハラ」などで疲弊してしまい、最悪の場合は心身の健康を害してしまうかもしれませんが、ホワイト企業ならば健康的に継続して働くことができやすくなります。

     

このようにキャリア形成や人生設計の点からもホワイト企業で働くことのメリットは計り知れませんが、当然就職人気も高く「狭き門」となるので、漠然(ばくぜん)と就活や転職活動をしていてはホワイト企業に巡り合うことは難しいでしょう。

 

ホワイト企業を探すのに活用したいサイト紹介記事

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