
ホワイト企業を見分ける重要な指標となる「残業が少ない企業ランキング」
転職情報に役立つ豊富な口コミ情報で定評があるサイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイから、「営業職」及び「技術職」で残業が少ない企業ランキングが発表されています。
「残業が少ない企業ランキング」が注目されるのは、これがいわゆる「ホワイト企業」であるかどうかを見極める重要な指標の一つであるということは言うまでもありません。
営業職で「残業が少ない企業」ランキング

1位のリコージャパン社員からは「残業は平均月5時間程度。残業をする場合は上司に事前申請する必要がある」「水曜日は全社早帰り日。平日は強制的にPCをシャットダウンさせられる。休日出勤もほぼない」などの声があったそうです

2位の日本郵政は「ほぼ定時で帰れる。有休消化率は100%でプライベートが非常に充実していた」「残業や休日出勤はほとんどなくプライベートな時間を確保しやすい。会社としても残業は減らす方針。残業代はしっかり出る」など、プライベートを確保しやすい声が多かったようですよ

3位の日本生命。「自分でスケジュールを管理するので、残業・休日出勤については自由に決められる。プライベートと仕事のバランスに関しても個人で管理できるので、慣れればやりがいのある仕事だと思う」「忙しい部署では休日出勤もある。良くも悪くも結果主義。ノルマさえクリアすれば、何をしようが自由である」と、個人の裁量面で評価が高いですね

4位の大和証券。「休日出勤はよほどの理由がない限り認められない。残業については午後7時には退社することが全店で徹底されている」「勤務時間は厳しくチェックされている。プライベートと仕事のメリハリがついた職場だった。だが、顧客のパーティーなどに呼ばれて実質休日勤務をすることがたまにあった」

5位の三菱UFJ銀行、「みなし残業やサービス残業もない点は評価できる」「営業店では午後7~8時には帰れる。休日相談会があると土曜日に出勤することがあるが、基本的に土日は休み。プライベートの予定は立てやすい」など
技術職で「残業が少ない企業」ランキング

1位のキャノンの社員からは「開発部門の残業は月20時間程度。残業代はしっかり出る」「残業は極めて少ない。設計開発系を除き、基本的には残業できないシステムになっている」といった声が寄せられたそうです

また、同社では各専門分野を磨く研修制度や大学の修士課程で業務に連動した研究分野を学ぶ技術者海外留学制度なども整えているそうですよ

2位のシャープは「定時になると皆帰宅する。管理職も帰宅が早い。休日出勤もないのでプライベートの時間はたくさんある」「休日出勤はしたことがない。プライベートの時間も取りやすい」と、オフの時間を十分に確保できるそうです

3位のトヨタ。「残業時間は年間360時間で抑えるよう指示される。付与された年休は消化するよう促されるため、年休は非常に取りやすい」「非管理職の労務管理は厳しく、さまざまなログが監査されるため無制限に残業できない仕組みがある。仕事量は多いので限られた時間の中で効率よくアウトプットすることが求められる。休日出勤する場合は振替休日を取るか残業にカウントするか選べる。年休100%消化も必達事項だ」などの意見が挙がりました

4位のパナソニック。「上司も率先して早く帰宅する。研究所では個人の裁量が大きく、ほとんど残業しない人もいれば30時間程度する人もいる」「午後8時以降に仕事する場合には申請する必要がある。休日出勤は基本的にない」と、残業や休日出勤させない環境に満足する意見が寄せられました

5位のSUBARUでは、「残業は自分である程度調整可能だ。休日出勤すれば代休を取るよう促される」「休暇については月1回を目安に取得する取り組みがある。休日出勤は少なく、組合では(休日出勤を)減らす活動をしており、不満に思うことはない」とのことです
(ITmedia掲載の記事を基に作成)

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ホワイト系企業ランキング記事特集一覧
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ホワイト系②…≫業界別ホワイト企業ランキング2017
ホワイト系③…≫ホワイト企業ランキング-トップ10-(人材活用・少残業時間・有休取得・育休取得率)
ホワイト系④…≫「幸せな会社」ランキング-TOP30-(2017年版)
ホワイト系⑤…≫3年後定着率の高い会社
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ホワイト系⑰…≫ランスタッドアワード2018(ワークライフバランス、安定雇用、職場環境、給与・福利厚生)
ホワイト系⑱…≫新卒入社してよかった会社ランキング 2019
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ホワイト企業の見分け方一覧
- 「平均残業時間」が少ない
(残業そこそこの「隠れホワイト企業」が多いとされる地方/地元/U・Iターン転職やリモート求人向け転職サイト:»ヒューレックス※地方に強い転職エージェント、
»はたらいく※リクルート運営の地元・地域密着型の転職・求人サイト、
»リモートビズ※リモート、週3日、時短などの地元ワーク求人サイト)
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- 「新卒社員や女性社員の離職率」※「3年後離職率」などが低い
※「3年後離職率」でみると、厚生労働省が毎年公表している大学新卒者の平均値は30%前後なので、これを基準に各企業の離職率の高さが判断できます。
- 「有休消化率」「待遇面の満足度」「法令順守(コンプライアンス)意識」「男性社員の育休取得率」などが高い
- 「福利厚生」「研修・教育制度」が充実している
(平均残業時間、離職率、有給消化率、福利厚生、研修制度充実などがチェックできる転職サイト:»リクナビNEXT※多彩な検索機能が人気の「実績No1」求人/転職サイト、»マイナビ転職※求人票が見やすく検索機能も使いやすいと評判の若手向け転職サイト、
»転職会議※国内最大級の口コミサイト)
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- 「勤務地」「勤務時間」「働き方」などで自由かつ柔軟な制度を導入している(「フレックス」「リモートワーク・テレワーク」「副業可」など)
(リモートワーク・テレワークに特化した転職サイト:»リモートビズ※エンジニア・デザイナー向け地元ワーク求人サイト、
»ReWorks(リワークス)※幅広い仕事有り、»ママワークス
※主婦・ママ向け)
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- ユニークかつ機能的なオフィス環境を整備している
- 法定雇用率以上の障がい者を雇用している
※障がい者雇用の「法定雇用率」=
(障がい者のための転職・就職支援サービス:»dodaチャレンジ、
»障害者雇用バンク、»障がい者転職エージェント【Agent-Sana】
)
- 女性社員育児支援に積極的である(「育児復帰支援」「社内託児所設置」「男性の育休取得促進」など)
(ワーママ/ママキャリ向け転職サイト:»リアルミーキャリア※ワーママ向け転職エージェント、»LIBZ(リブズ)※リモート系のママキャリ求人に強い転職サービス)
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もちろん、単に「残業時間が少ない」ということだけで真の「ホワイト企業」と断言することは早計ですが、少なくとも生産性の向上を目指しながら社員のワークライフバランスの充実に積極的に取り組んでいる企業であることは間違いないといえるでしょう。
【最後に】ホワイト企業への就活・転職を目指すべき4つの理由
多くの方が「ホワイト企業へ就職したい」と希望するのはなぜでしょうか?
最後にホワイト企業への就活・転職を目指すべき4つの理由を解説していきます。
- 成功のチャンスが多い
通常、ホワイト企業では事業が拡大・成長していきますので、成果を上げるチャンスが増えるほか仕事にやりがいを感じる可能性も高まって、結果的に成功するチャンスが多くなります。
- 待遇(年収・福利厚生・研修制度など)が良い
普通の企業よりもホワイト企業の方が一般的には平均年収も高くなるほか、企業年金・社宅などをはじめ柔軟な勤務体系や各種休暇制度などの福利厚生や研修制度・人材育成システムなどが充実しています。
- 自分自身を向上させる機会が増える
ホワイト企業には比較的優秀な人材が集まってくることから、仕事を通じて一流の仕事の仕方や考え方を吸収して自らのレベルを向上させる機会が増えます。
- 健康的に継続して働くことができやすい
これはいうまでもないことですが、劣悪なブラック環境では「過度なノルマや猛烈なプレッシャー」「サービス残業の強制」「パワハラ・セクハラ」などで疲弊してしまい、最悪の場合は心身の健康を害してしまうかもしれませんが、ホワイト企業ならば健康的に継続して働くことができやすくなります。
このようにキャリア形成や人生設計の点からもホワイト企業で働くことのメリットは計り知れませんが、当然就職人気も高く「狭き門」となるので、漠然(ばくぜん)と就活や転職活動をしていてはホワイト企業に巡り合うことは難しいでしょう。
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